カリブ海、NO1人気国キューバ。

今や、日本からの観光客も急増しているこの国の首都ハバナの治安情報をお伝えします。

中南米の都市別治安情報まとめは→こちら

結論から言うと、、、

ハバナは、その景観とは違って治安は非常に安定している。

僕も、ハバナ市街に入った時、建物の劣化度合いと人々の眼差しに少し躊躇したけど、約二週間滞在したキューバで「危険」を感じたことはなかった。

実は、キューバは過去の経済制裁のお陰で、国民は完全なる社会主義国家の中、限られたお金と資源で生活している。キューバ国民の給料は一律で、月給約2000円ほど

その中で、潤いを与えてくれるのは観光客で、彼らの生活水準の底上げを担っている。

よって、政府側も「観光客への犯罪は重罪」として取り決めているため、彼らにとって僕らは犯罪対象ではなく、商売対象としての見方が強い。

ただし、その中でも注意しなくてはいけないことは勿論あって、ある程度の情報は持っておく必要はある。

キューバには通貨が二種類ある

これは非常に重要な情報なので、よく理解しておく必要があります。

まずは、外国人が一般的に手にする通貨「クック」。

http://www.radiorebelde.cu/参照

多分、ほとんどの旅行者はこの通貨のみを見ることになると思う。現在(2018/2/15)のレートで1クックが約110円となる。

この通貨の特徴は、下記の図で示す赤枠に表記された「pesos convertibles」という文字。

http://www.pillartopost.org/参照

この文字がクック札には必ず表記されている。

そして、もう一方の通貨が「人民ペソ」と呼ばれる「モネダ」。

http://www.radiorebelde.cu/参照

これは名前の通り、キューバ国民が日常的に利用するお金。

その価値はというと、1クック=24モネダ。日本円にして約4,6円となる。

実は、このクックとモネダの二つの通貨間でトラブルが多く起きている。

モネダ表記とクック表記

まず下の写真を見てください。

お店の前に立つ値段を表記する看板。

これ、実は全て「モネダ」表記です。ハバナでは、このように数字だけを表記をしているお店が多々あり、入り組んだ路地のローカルエリアになればなるほど、このようなお店が多く点在する。

地元の人々が利用するようなお店は、全てモネダ表記。しかし、この二種類の通貨の違いを知らないと、僕らは全てクック表記だと勘違いしてしまう。この隙に付け込まれるケースが実は多々あります。

実際に僕が行った地元民で賑わうバー。

ここで「3」と表記されたビールを注文して、実際に支払ったのは3クック。日本円にして約330円。

日本人の感覚からしたら、少し安いビール。ただよく考えると、月給が月2000円のキューバ国民が一杯330円のビールを飲むわけがない。

そう、正解は3モネダ。僕が飲んだビールは日本円でわずか14円位のものです。

この時、残念ながら店員は僕の誤りに対して、教えてくれることはない。

大切なのは、キューバ国内の値段表記は全てモネダ表記だと思っていた方がいいということ。観光客が行くようなお店はクック表記の場所も多いけど、その場合は必ず通貨略号の「CUC」「CUP」が表記されている。

分からなければ店員に聞いて、その答えがあまりにも法外な値段であれば退店すればいい話。知っておくと言う事が非常に重要です。

お釣りちょろまかし事件

これも幾度となく体験する人は多いんじゃないかな。

例えば、1クックの品物を買うために5クック札を渡したとする。当然お釣りは4クックになるわけだけど、ここでまさかの4モネダ返し。

この場合、日本円で440円のお釣りが18円になって帰ってきてしまうということ。

残念ながら、キューバ国内ではこのようなトラップが多く潜む。重要なのは先にも記した通り、二通貨の特徴をよく理解しておくこと。

http://www.pillartopost.org/参照 クック札に記される『pesos convertibles』

僕ら日本人にとっては大した額ではないかもしれない。だけど実際にこのような局面に立ち会うと、残念な気持ちとキューバ人に対しての嫌悪感が若干出てしまう。

これは双方にとって全くプラスの話ではない。相手のせいではない。自分の情報不足が原因。キューバ国内での「お金」の扱いには十分注意しましょう。

キューバに根付く「たかり」文化

これもあまり気持ちのいいワードじゃないけど知っておく必要がある。

キューバ国内で、ローカルな場所に赴けば必ずと言っていいほど遭遇する「たかり」。

バーやライブハウス、クラブ的な場所で「一杯おごってくれ」、「タバコくれ」、「服交換してくれ」などなど。これは覚悟しておいてください。この時の対応はあなた次第だけど、「100円ライター」なんかを渡すと喜ばれる。

ちなみに拒んだところで、暴力を振るわれるとかはありえない。ただしつこいだけ。

家にお招きコース

このパターンもハバナではよくある。ただしこの珍事については賛否両論あると思います。

僕が体験した話。

ハバナの夜を妻と友達になったユイちゃんと歩いていると、民家のドア先にいるテンション高めなメンズが話しかけてきた。

この人。

結論から言うと、彼らの家に招かれ15クック(1500円)支払って帰ってきたという話。

内訳はこうだ。

①ジャンベやテーブルを叩いてリズムを刻みキューバ語ラップと変な踊りで、どんちゃん騒ぎ。

②酒飲み放題

③お手製料理(美味い)

④毛髪編み込み

結局この家に2時間くらいいたと思う。

普通にみんないい人で、言葉が中々通じない中でもお互いの文化について話し合ったり、アメリカとの国交再開について熱く語ってた。

彼らにとって日本は、宇宙並みに行くのが困難な世界。ハバナ市街を出ることすら金銭的に難しいと言っていた。とにかくローカルな人々と、これだけ時間を要して触れ合うことは絶対にない。

彼らはきっと、観光客相手にこのような事をよく行っているんだろう。そして、お酒代として15クック(1人5クック)を頂戴する。

さらに、その後はおきまりの交換会。僕らが持っているベルトやTシャツなどと、彼らが持つTシャツやベルトと交換する。僕は意味不明な料理ナイフをもらった。

でも、この行為に対して反論は一切ない。むしろ妥当だしありえないような非日常を体験させてくれて、この対価は妥当だと僕個人は思った。

僕らが履いて捨てるようなボロボロのTシャツを、宝物でも見つけたようなキラキラの目で喜ぶ。物資の価値観が違う世界で、感じ方は自分次第で変わると思った。「盗られた」と言う感覚なのか、「ありがとう」なのか。

キューバでお誘いを受けたら、直感に従うべきだと思う。

ちなみに僕が裸なのは、もらったTシャツがワキガ臭に汚染されてたから。

結局、夜は歩けるのか

最後はやはり心配で魅力的な「夜」。

これも結論から言うと出歩けます。

ただし、単独行動はリスクがあるので、必ず複数人で行動すること。ハバナ市内は街灯があまりないので割と街は暗い。あまりにも人気がないところは極力避けて通りましょう。

また、夜中の珍事体験を一つ。

僕らが深夜1:00くらいに歩いていたら、またまた声をかけられた。

このメンズ。

自称ボクシングのチャンピオンで、会ってから「マレコン、マレコン!」ずっと言っている。「マレコンて何?」って聞くとついて来いの一点張り。

歩くこと約10分。

女性陣は不安一色、僕も内心ビビってたら着いたのは、まさかの広大な海。

ビューティフル。

彼はここを僕らに見せたかったらしく、ここまで連れてきてくれた。そして海では数人が輪になり、ギターとジャンベで歌っている。その輪に混ぜてくれて大声で歌ってきた。

一見、危険そうに見えるけど超絶にピースフルだった。一言でいえば「陽気そのもの」。

彼らの生活には「音楽」が根付いていて、自分たちの幸せの形をよく知っている。だから犯罪に手を染める必要がないんだ。

ある意味、社会主義国家の究極の成功例ではないだろうか。

僕が思うキューバは「郷に従え」。

お金やものに対しての執着心は強いけど、人を愛し音楽を愛し、そして幸せの作り方をよく知っている国だと思う。

たまには飛び込んでみるのもいいかも。その先に素敵なことが待っているかもしれないよ。

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