素人感丸出しでも本を買いてみる

約二ヶ月間に及ぶ妻との旅の一部を、電子本にしてAamazonで発売した。
旅のルートの中で、特に人気のあるマチュピチュとウユニ塩湖について書いたんだけど、これが僕の予想と反してウケにウケてくれたんだ。

本なんて書いたことないから何をどうすればいいかなんて分からない。手探りで一つ一つ状況を思い出しながら、メモ書きを見たり、写真の中から当時の手がかりを探したりで、結局三ヶ月くらいかけて書き上げた。

本を発売してから、 SNSのダイレクトメッセージで『こみあげ君の本読みながら、旅してます!』とか『今ここにいるけど、オススメありますか?」なんて、メールを貰うたびに書いてよかったーッて思うよ。
世界の裏側の誰かの役に立っていると思うと異様な優越感があって、旅の良い経験が、さらに自分の大切な経験値になっている。

是非、いま現在旅をしている人や、これから旅をする人は、本を書くことを前提に動いた方がいいと思う。
この投稿は僕のような素人が電子本を初めて出版して、自分の中で満足いく結果を得られたのと同時に、誰にでも実は簡単に出来ることを伝える記事です。

過去の僕に向けての本を書く

本を書こうと思ったのは帰国してから。しかも帰国後、半年くらい経ってからノートにペンを走らせたんだ。
きっかけは、徐々に薄れていく旅の記憶をなんとか残せないかなあと思ったのがきっかけ。「記憶」というか「感覚」って言った方が近いかな、、

旅をして帰国した後、いままで普通に見えていた景色を違って見せてくれるし、自分に対しての可能性を引き出してくれている。

この感覚がまだ鮮度の良いうちに、何かに残そうと思ったのがまず発端だった。
次に、何をどう書くかと考えた時、すぐ思い浮かんだキーワードが「治安」「安心」「道順」だった。多分、本を書く上で一番重要とされるテーマに対して迷いがなかったのも、本が売れる理由だと思う。

実際、僕が書いた内容は食レポとか、遺跡周りレポ、人との出会いなんかを感動的に書いたりしている部分はほとんどない。7割が治安面、移動手段、現地で確実に出会う事柄の攻略法のことばかりを集約している。

 

 

例えば上記のように、リマ空港なんかは南米ルートで必ず立ち寄る場所だけど、あまりにも情報が少ない。
新しい国に着いたら現地の通貨が必要になる。その時、日本の感覚では「その辺のATMで下ろせばいいじゃん!」て、なるけど南米ではそうはいかない。というのも、スキミングが多発しているし、カードを巻き込まれたなんて事もよくある話。これは空港や駅など、公共の場所だとしても南米では残念ながら起きてしまう。

※ちなみにスキミング防止のアイテムが世の中には存在する!詳しくは→こちら

実際に僕が現地で「ここのATM使ったよ!」っていう情報は、現地を初めて訪れる方にとっては必ず有益な情報になる。それに伴って、次にどんな情報が必要か?正確に言うと、「どんな情報が必要だったっけ?」と考える。すると下記の記事を書くことが自然な流れになる。

 

さらに、この後迎えの車やバス、タクシーに乗って目的の場所まで行く事になるから時系列を頭の中で思い返すと、必然的に書くネタは決まってくる。

 

結局、素人の僕が本を書けた理由は、小説のように0から1を生み出すのではなくて、現地に実際に行って必要になった情報を赤裸々に書くだけだったから。そこに必要なのは、「ここのご飯が美味しかったわ!」とか「この遺跡サイコーー」なんて情報はどうでもよくて、必要なのは、安全に簡潔に、その場その場を攻略していける情報だと思う。

簡単な言い方をすると「現地の自分に対して」、経験を得た未来の自分が教えてあげる感覚で旅本を書くと、読者から喜ばれる。→読者からの口コミを見にいく

で実際どのくらい儲かるの⁇

電子書籍を販売する媒体は、様々だけど僕の場合はAamazonにお願いした。

その知名度から、信頼性が大きいのと何より歩合率が、他の媒体に比べてとてもいい。結論から言うと一冊売れるごとに、価格の70%が手元に入ってくる。単純に1000円の本が売れた利益は、700円て事。

さらに、Kindle Unlimitedというサービスがあって、これはユーザーが毎月980円支払う事で、アマゾン内の電子本を読み放題にできるというもの(※正確にはKindle Unlimitedに登録している本に限る)

本を出版する時、アマゾン側から「Kindle Unlimitedに登録しますか?」と聞かれる。
これって、苦労して本を書いた側からすると読み放題でタダで読まれるなんて嫌だなーって思うでしょ?でも、このKindle Unlimitedは、僕みたいな素人の作家には大変有難いシステムなんだ。これのお陰で僕の本を読んでもらう機会が増え、さらにユーザーが1ページ開くごとに0.5円の印税が発生する。

結局、無名の素人が書いた本にお金を払ってくれるほど世間は甘くない。その「お金」という境界線がなくなる事で、ありとあらゆる人が僕の本に触れる機会が増えるし、さらにそれは人から人へ伝わる可能性を秘めている。

文面には興味なくても写真だけ見たいって人も勿論いるわけで、例えば100ページ目の写真を見るために99ページをめくったとする。その100ページ目の0.5円だけでなく、めくった分の99ページ×0.5円も自分に印税として入ってくる大変有難いシステムなんだ。

仮に僕の本で仮説を立ててみると、現在僕の本は¥324で販売している。これが一冊売れるたびに¥227の印税が入る。
(※ランクインに伴い617円に料金改定)

次に、Kindle Unlimitedに入会しているユーザーが僕の本を0円で購入したとする。僕の本の全ページは177ページあるので、このユーザーが仮に最後までページをめくったとしたら、88.5円の印税収入だ。

これを安いととるか、高いととるかは人それぞれだけど、少なくとも多くの人の目に触れるきっかけにはなるしデーターで見るとかなりのページが開かれている事がわかる。

実際に、僕が本を発売した2016/10/22〜10/31までの約9日間での売り上げはいくらかというと、、、

①通常販売数 233冊/売上 52,891円

②読み放題ページ数16,840ページ/売上 8,420円

合計 61,311円の売上になる。無料配布期間を設けたので実際の数字はこれより小さいが、それにしても予想以上に上出来だった。

迷わず出版代行を使う意味

では実際にAmazonとご契約!となるのだが、これがまた面倒臭い。

EINといった米国の法人番号を得て免税させたり、米国納税者番号の取得に関わる処理など執筆活動を終えて挑むにはかなりの抵抗があるのは事実。
このような面倒な作業を一括して行ってくれる、なんとも有難いサービスを提供しているのが出版代行サービス。必要な処理を行ってくれて、いとも簡単にAmazonのディスプレイに並べてくれる。

表紙を自分で作れるなら約15000円程度で出版が可能(※表紙デザインの場合は+5000円)

パブフルという会社で、実際に僕も使わせてもらい今でもお世話になっている。ここが優れているのは、かかるお金は最初の一回ポッキリという面。その後の、売上等に関するマージン等は一切かからない。

さらに、レスポンスが非常に良いので安心して使える。自分で契約処理をするのに抵抗がある方は是非活用してみるといいだろう。→キンドルの電子書籍出版代行なら「パブフル」

まとめ

現在、出版してから毎月印税収入がある。ウユニやマチュピチュのシーズンの時には売上も倍増した。

結局、思ったのはお金より何よりも、自分の視野が広がった事が大きな財産となったということ。

僕の本業は職人だし、体を動かして何かを得るという脳みそで生きてきたけど、このように自分が寝ている間にも稼いでくれている分身のような存在ができることで、人生の奥行きが変わることに気づいた。

人生は一回きりで、その瞬間も一回きり。

伝えたいのは、たかが電子書籍一冊の出版でも大きなチャンスが潜んでいたということ。旅本じゃなくても、時間の許す人は一冊制作してみてほしい。必ずできるから。