【現地で使える】ペルー、クスコ治安情報まとめ

マチュピチュの経由地として必ず訪れるであろうクスコ。

標高3400mに位置する高地都市でインカ帝国時代の首都。素晴らしき町並みで、いるだけでテンションが上がる。僕もこの街が大好きで、結構長居させてもらいました。

やはり気になるのは治安だけど、結論から言うと危険度はかなり低い印象。と言うのも、一昔前は「首絞め強盗」なんかが大流行りだったクスコも、今や天下の「マチュピチュ」のおかげか観光警察や取り締まりが強化されている。

そんな中、街中を昼夜問わず歩いてみて感じたことや、地図を交えてクスコのエリア解説をしてみます。

 

アルマス広場周辺の治安は最高レベル


クスコにも、他の都市同様にアルマス広場(中央公園)がある。このアルマス広場を中心に街は東西南北に広がっているんだけど、実際には、このアルマス周辺で全ては事足りる。ちょっとした買い物から、食事や銀行、さらには登山用具などのレンタル屋までが、この界隈には全て揃っている。

夜でも問題なく出歩ける。

とにかく観光客が多いため危険を感じることはまずない。観光警察も随所に配置されているので、このエリアでは派手な犯罪はできないだろう。

考えられるのは、アルマスで目を付けられて人気のいない場所で襲われるパターン。これには一応、注意しておくこと。常に背後を気にする癖を付け、不審な人物がいないか確認しよう。

アルマスからほど近い通りで、過去に日本人が強盗に襲われたという通り(階段)がある。地図に掲載しておきます。

随分と昔の話なので今現在はさほど気にしなくても大丈夫そうだけど、念のため気を付けてください。ちなみに深夜に僕はこの付近を歩いてますが確かに、ドラッグの売人が声をかけてきたのは事実。深夜は近づかない方が無難かな。

 

 

クスコではスキミング被害が多い


これはよく耳にしていて、リマの「お宿桜子」でも被害にあった日本人夫婦に出会った。実際に、スキミングとはどんなものかというと実に巧妙な手口で知らぬ間にカード情報を抜き取られ、それを基に偽造カードで根こそぎ資産を持ってかれるというもの。

こんなことが実際にあり得るのかというと、めちゃめちゃあり得るのがTHE南米です。これに出くわすと「即帰国」状態に陥るので防犯対策をしっかりしておこう。

接触型カード被害

スキマーという機械に直接カードを接触させることで情報を抜き取るスキミング方法。レストランでカードを利用して食事をした時や、銀行のATMでお金を下ろした時などに被害に合うことがある。

最近の、スキマーは精巧で見た目的には全く分からないらしい。基本的に、食事は現金で支払い、ATMは警備員が在中しているところを使うのがベスト。

また、どんな場所のATMを使うにしろ、スキミング装置が付いていないか、必ずよく確認すること。さらにPINCODE(暗証番号)を押すときは手をかざして数字を入力する事。どこにカメラが仕掛けられているか分からない。念には念を。

僕がクスコで利用したATMは下記の通り。日中は人が在中しているので安心して使えた。

 

非接触型カード被害 

接触型よりも厄介で、近年はこちらの方が主流になっている。これは、スキマーとカードを接触させることなく、電磁波を利用してスキマー自体をカードに近づけただけで情報を抜き取れる。電車やバスの中、メルカドや観光地などの人が密集する場所に赴く旅人には脅威となる存在。

誰がこんなもん発明するんだろうね。めちゃめちゃ腹立たしいけど被害にあっても文句すら言えない。

ただし、これに対抗できる防犯グッズがあるので紹介しておきます。僕もこれを使って被害には合わなかった。値段も安いので用意しておいていいと思う。


 スキミング防止カード ヨタデーダ•テクノロジー2枚入

旅中、クレジットカード等を使う人はマストアイテム。実際に大量の現金を持ち歩く人は少ないので是非用意したい。クレジットカード等のICカード達に挟むだけで遠隔スキミングを防止できる。実際スキミング被害にあっている旅人は多く帰国を余儀なくされた人もいたくらい南米では多発している犯罪。持ってて損はないだろう。

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メルカド周辺エリア


クスコのメルカドも巨大で、可愛い民芸品の買い物や現地の食材を駆使したローカルフードなんかが味わえる。メルカドの周辺はローカルエリアで、民衆がその日の夕飯の買い出しをしたり、一杯引っ掛けている親父たちがいて妙に落ち着くエリア。

クスコに滞在する際は是非、行ってみるといい。アルマス周辺より1〜2割程度は安く品物を買える。

ただしメルカドではスリに注意を。通路が狭く人が密集している。

特に大衆の多い場所ではこの体制を取るべき。そうすることで、ほぼ99%の確率でスリを回避できる。

 

重要なのは、全ての大切なものを「自分のテリトリー内」に収めておくこと。こうすることで異変があった時にすぐ気付くし、大抵のスリ犯はこの防御体制の人間を狙わない。

とはいえ相手は本物のプロ。ザックを前に抱えていてもI-Phoneを盗まれていた旅人がいたので、念には念を。大衆の多くいる場所ではザックに鍵を必ずかけよう。

若干の手間がかかるけど、この方法を取り入れることでほぼスリに会うことはない。実際に現地で起きてしまってからでは遅い。できる限りの体制を取って万全にしておきましょう。

TSAロック南京錠 ワイヤータイプ

僕が愛用したワイヤータイプの南京錠。小さなカギ穴にも通る細いタイプ。サブバック用として常に使っていた。このメーカーのこのタイプのものは必ず一個は用意したい。必ず必要になる。

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メルカドの周辺では個人店の雑貨屋や、食堂なんかがあって活気立っている。夜も特に危険なエリアではないけど、細道が随所にあり街灯のない通りも多い。

そのような道は、念のため通らないようにしよう!僕がアルマス広場周辺からメルカド界隈へ向かう際に利用した道を記載しておきます。この道は、観光客も多く人通りも多いので安全で夜間でも安心して通行出来た。参考にしてください。

 

以上、クスコの治安情報でした。重複するけど、特に入り組んだ場所や夜中の行動を避ければ危険な目に遭遇することはないであろう街。「12角の石」や「太陽神殿」などの街中にある観光名所も、日が暮れる前であれば全く危険はない。

ルールを守り、十分注意して行動すれば大好きな街になること間違いなしなクスコ。良き旅を!

※併せてどうぞ→立地条件から見たクスコのオススメ宿