情熱の街サンティアゴデクーバ。
キューバの最東に位置するこの街を徹底的に遊ぶ!
ということで今回は、ローカルの集うパーティーに参戦。その参加方法や潜入レポを書いていきます。
サンティアゴデクーバを楽しむために必要なこと
ハバナ→バラデロと歩を進め、特に楽しみにしていたサンティアゴデクーバへ辿り着いた。
街に到着した瞬間に、ハバナとの『質の違い』を肌が感じたよ。
というのも、いい意味で自然であると同時に強いエネルギーを感じる。こりゃ期待できると直感で感じた。
とにかく、ここサンティアゴデクーバを少しでも知るには、地元民の協力が不可欠。
しかしながら、キューバの最東のこの街では、英語なんてまともに通じない。もちろん『うん、ドス、トレス?』しか話せない僕のスペイン語なんて通用するわけがない。
てことで、旅を手助けしてくれる『協力者』が必要になる。
そう、この協力者というのが、かの有名な『SATOMIさん』ということになるわけ。
SATOMIさんとは何者なのか
本人の意向で書ける詳細は限られてくるけど、年齢は日本でいう中年。
ただしエネルギーは高校生ばりの相当パンチの効いた女性だった。
もともとは関東の人で、今は色々な巡り合わせがあって、ここキューバに根を張っている。
しかも、ただ住んでいる訳ではなくて、プロ級のモヒートを作る素敵なパートナーとともに、地域の活性化にも尽力していて周辺からの信頼も厚い。
とにかく、僕の印象としては『相当気合入っている人だな』っていう印象。いろんな意味で刺激的な人だった。
とにもかくにも、このSATOMIさんとウィチョの協力なくして、サンティアゴデクーバのディープなところを楽しむことはできない。しかも安全に。
よって彼女を訪ねることになるんだけど、そこにはルールがある。
SATOMIさんを訪ねるときのルール
このルールは肝に銘じておく必要があると思う。
※以下『サンティアゴデクーバ宿情報』からの転載
さとみさんの家は長距離バスターミナルから歩いて行ける距離。
日中に到着したならGPSを作動させて歩いて行くのもいいと思う。昼間なら治安は安定しているよ。歩いて20〜30分の距離。
※Wi-FiなしでGPSマップを見れる方法→こちら
さとみさんの家はピンクで、周辺に行けばすぐ分かる。※下の写真はさとみさんの家の屋上テラスからの写真。家の目の前はスカイブルーの家がある。
場所が分からなければ、近隣の人に「さとみ、さとみ」といえば皆、親切に教えてくれるよ。部屋は独立した離れになっていて、とても眺望の良いテラスもついている。
部屋はシャワーとトイレが備え付けられていて、めちゃめちゃ清潔。さすがの日本人魂。ツボをよくわかっている。
そしてここからが重要。
さとみさんがぼやいていたけど、宿を利用もせず、ただ情報だけ取りに来る日本人が多すぎるとのこと。愛想はよくしてくれていても内心ではそう思っているみたい。それもそのはずです。自分がその立場なら絶対そうだろう。
よって、「部屋は空いていますか?」と言うくだりから(もし空いていれば宿泊するべき)、さとみさんのカサ飯をいただくと言う流れが一番、礼儀的にも理にかなう。
もしくは、「宿はあるけど、さとみさんの食事をいただきたい」と言う程でもいい。
さとみさんが『お金』に執着が強いとかそういうのではなくて、あくまでホストと客という立場を交え「お金」と何かを交換するという考えを持つこと。タダでなんでもは、低脳な人間のすることで得るものは少ない。
元は全くの他人同士。ネットや口コミでこちら側が一方的に相手を知っているだけということを忘れずに。
しかしながら、さとみさんと相方ウィチョの作るカサ飯はサンティアゴデクーバで一番美味しかった。
わずか5CUC(¥570)でこのクオリティなら間違いなく満足するよ!
全てが日本人好みの味で絶対に気にいるはず。野菜もたっぷりで旅で疲れた体に染み渡る。
さとみさんの家は、彼女たちの人間性と最高の料理でもてなしてくれるキューバ屈指の日本人宿です。
さとみさんの家
[料金] 25クック〜(¥2,900) ※ダブルベット2名可
※値切り交渉不可。カード不可。Wi-Fiなし。お湯ok。予約必須。
この宿の予約は→こちら
ローカルパーティー『CARIBE』に潜入!
サンティアゴデクーバで一番面白い場所は?と聞かれたら、ぶっちぎりで『CARIBE』と答える。
読み方はカリベと言って、SATOMIさんに『サンティアゴデクーバに来たなら、あそこは必ず行きなさい』と言われたイベント。
残念なことに場所の詳細は全く覚えがない。SATOMIさんに途中まで送ってもらって行けた場所で、帰りもSATOMIさんと合流して宿まで帰れた。
完全にSATOMIさんの金魚のフン状態。ありがとうございます。
CARIBEの雰囲気にテンションMAX!
入り口に着いたら完全なローカル色満載の会場。
ビビりの僕らは、カメラも出せず恐る恐る受付のメンズに5クック(500円)支払い、中へ。
『わ〜お』
(いや、こえーわ、、、)
完全なるアウェイ感。
これは僕らのようなホビット族はいていいものなのか。SATOMIさんも凄いところに送り込んできたなあ〜と思った矢先、一瞬でふっ飛ばされる。
『Rumba Ache’』登場!(だれ?)
このバンド、凄まじく格好良くて、一瞬で妻と『来て良かったね!』という気持ちに。
んで極め付けはオーディエンスの質。
キューバの音楽の定義は『聴くもんじゃねー、踊るもんだろ!』と言わんばりのアピール力。
『俺を見ろ!』と言わんばかりに次から次へとステージ上で踊りだす。
そして交尾を許すかのようにクネクネ踊りながら近づくメス。
(なんなんだ一体、、)
このエネルギーとキレのよさ!サンティアゴデクーバ恐るべし!
キッズまで。この年でこの環境が近所ってやばいよね。
SATOMIさんに聞いたら、どうやらこのライブは当たりだったらしくすげー盛り上がっていた。
周りの人も僕らが東洋人なのを関係なく、目の前で相槌打ちながらクネクネ踊り出す。
『お、おう、、』
慣れてない。我々日本時は慣れていない、こういうの。
とはいえ、ぎこちない僕らを大笑いして支えてくれた皆さん。
マジで面白かった!SATOMIさんに感謝!
そして『Rumba Ache’』
有無を言わずCD購入!800円は、完全にぼったくられてるけど全く問題なし。感謝しかない。
危機一髪!スリだけは気をつけて
当初不安だったCARIBEでの治安は、時間が過ぎるにつれて『安全』であると理解できるようになった。
というのも、全ては『音楽』
喧嘩やトラブルを避けるキューバならではの『平和感』がCARIBEには充満している。
ただし、、、
フロアの隣にドリンクバーがあって、そこでお酒を買える。しかしここが激混み。
んでもって『スリ野郎』の巣窟である。
僕が片手にビールを持って、混雑の中でドリンクバーを出ようとした時、どさくさに紛れてポケットから財布を抜こうとした奴がいた。
財布にズボンと結ぶ隠しチェーンが着いていたので、抜いた瞬間にズボンが引っ張られて気づいたってわけ。
その一瞬の刹那に『おい!』と声を出したら、混雑の中で見えていた黒い手はどこかに消えていった。
↓スリ対策グッズ。カリベに行くなら持ってた方がいい。
NH 多機能セキュリティポーチ
正直、使う局面と使わない局面とで賛否両論ある。僕の場合は夜間バスで寝るときに貴重品を入れて使ったりしてた。安心感はある。しかし、移動を多くする時とかは蒸れて不快感がかなりある。まあ、一つくらいはあってもいいかな…
NH 多機能セキュリティポーチの最安価格は→こちら
完全なる油断。
さらに、とっさのことだったとはいえ海外で犯罪者に向かって威嚇した自分に深く反省した。
とにかく、この場は何も盗まれなかったけど、やっぱり僕らはツーリスト。
頭の片隅に『警戒心』は必ず持っておくべきだと思った。気をつけてください。
とはいえ、CARIBEに関しては絶対行くべき場所。みんなにナイスなサンティアゴデクーバが訪れますように。