ご存知メキシコの首都メキシコシティの治安情報についてまとめていきます。

中南米の都市別治安情報まとめは→こちら

スペインの植民地時代の面影を色濃く残し、アステカ帝国の旧跡と近代的なアートや建築物が融合する中南米屈指の大都市メキシコシティ。

ご存知の通り治安は良くはない。僕が宿泊していた日本人宿でも一切、外に出ない人もいたほど。

ただ同時にものすごくアートや芸術、遺跡に富んだ魅力的な都市であったことは間違いない。このサイト内でも何度も言っているけど、ある種のルールがあって、そのルールを忠実に守れば犯罪に合うリスクはかなり軽減できる。

実際に僕が行ったエリアを元に、犯罪防止のルールを交えて伝えていきます。

関連記事→メキシコシティの地下鉄、メトロの簡単安全な乗り方と治安対策

メキシコシティの観光名所は→こちら

 

そのほとんどは強盗


タクシー強盗とか、首締め、短時間誘拐など様々な犯罪ワードがメキシコシティでは言われているけど、観光客が一番気をつけるべきものは強盗だ。実際にシティを歩いていると、何もせず突っ立ている人間が多く、そういう人間とは何故か目が合う。

メキシコシティの強盗は有名で、都市中心地で目星を付け、慎重に後を付けながらATMでお金を引き出した直後や、人気のない場所、またはスラム地区周辺に差し掛かったあたりで計画的に襲ってくる。

ここでは強盗が目を付けやすいターゲットの特徴についてまとめてみます。

大型の荷物を所持している時は危険⁉︎

これはよく言われていることで、都市から都市へと移動する時に、バックパックやキャリーケースを持ち運ぶと思うけど、この状態は言わば「自分は旅行者でここの土地に不慣れだ」と言っているようなもの。

この状態の時は足早に駆け抜け、なるべく早く宿にチェックインすること。こんなにも機動性が失われている時に襲われたら、はっきり言って何もできない。

大きな都市に到着した時、特に今回のような治安の悪いメキシコシティなどでは極力この状態を避けるために移動を迅速に行おう。特に注意が必要なのはバスターミナル空港。この二箇所は悪の巣窟で、どう見ても利用客でない人間がゴロゴロいて獲物を物色している。

少し高くても到着した場所からホテルまでは、公共の交通は利用せずタクシー利用をオススメします。それも正規タクシーのもの。空港やバスターミナルでは、施設内にタクシー会社のカウンターがあるので、そこでタクシーチケットを購入して使用する。

確かに公共の乗り物より料金は嵩むけど、数百円〜千円くらいの差。この価格差とリスク回避を天秤にかけた時、あなたがどちらを選ぶか。地下鉄やローカルバスは、宿に荷物を置いて情報を得てからでも乗れる。

やたらと貴金属や高級時計を身につけない

こちらもメキシコシティで多く寄せられている犯罪の一つ。特にネックレスやピアス、イヤリングは注意が必要。

手口は、後ろから近づきネックレスを引きちぎって逃げていったり大胆にも正面からすれ違い様に、ピアスを引きちぎるなんてこともある。特に信号待ちの時など周りに人がいるからと油断している時に、襲われたなんてこともよく耳にするので細心の注意を。

残念ながら、このような事態になっても誰も助けてくれない。全ては自己責任です。これは悲しいけど本当の話。

さらに言うと、もし被害にあっても絶対に抵抗したり追いかけないこと。

相手は大抵、凶器を持っていることを忘れないで。

i-Phoneやカメラでの撮影は注意⁉︎

中南米ではアップル社の製品は物凄く高値で取引されているのをご存知ですか?

これも、貴金属と同様に「自分は旅行者でお金いっぱいありますよ」と言っているのと一緒。スマフォは必要な時に出し入れするぐらいにして、片手に持ち歩いたりしないほうが無難。サッと取られて逃げられる。

あとはデジタルカメラも一緒で、十分注意すること。メキシコシティでは、とてもカメラを向けられないような瞬間が多々ある。

貧困街、つまりスラム地区エリアで住民に向けてカメラをむやみやたらに向けないこと。ローカルな日常はリアルで観光客にとっては珍しい光景も、彼等にとっては「何が楽しいんだ?」と思うだけ。

自分がその立場ならどう思うか?客観的な視点で物事を見るようにしましょう。

中心地や地下鉄ではスリに注意


安全なソカロ周辺や移動時に気をつけるのは「スリ」。

強盗や凶悪事件に目が行きがちだけど、実際に一番起きている犯罪はこれ。観光客の多い安全地域と言われるような場所が最も多発する地帯。

僕も東南アジアで被害を受けたことがあるけど、とにかく大変。特にパスポートを紛失したら数日間は足止めをくらい、毎日たらい回しで観光や旅を正常に続けられなくなる。

さらにデビットカードやクレジットカードまで紛失したらと思うと、時間もお金も有限な旅人にとっては死活問題となる。これには万全の対応をするべき。

ザックを前に抱え鍵をかける

特に大衆の多い場所ではこの体制を取るべき。そうすることで、ほぼ99%の確率でスリを回避できる。

 

重要なのは、全ての大切なものを「自分のテリトリー内」に収めておくこと。こうすることで異変があった時にすぐ気付くし、大抵のスリ犯はこの防御体制の人間を狙わない。

とはいえ相手は本物のプロ。ザックを前に抱えていてもI-Phoneを盗まれていた旅人がいたので、念には念を。大衆の多くいる場所ではザックに鍵を必ずかけよう。

若干の手間がかかるけど、この方法を取り入れることでほぼスリに会うことはない。実際に現地で起きてしまってからでは遅い。できる限りの体制を取って万全にしておきましょう。

TSAロック南京錠 ワイヤータイプ

僕が愛用したワイヤータイプの南京錠。小さなカギ穴にも通る細いタイプ。サブバック用として常に使っていた。このメーカーのこのタイプのものは必ず一個は用意したい。必ず必要になる。

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 ATMでは必ずスキミング装置の確認を


中南米で大流行りの犯罪、スキミング。

主流な手口は、ATM機会に装置を取り付けカード情報を盗む手口。

しかしながら昨今では、あなたの数メートル近くから触れもせずに、カード情報を抜き取れるって知ってる?

※重要記事→スキミング犯罪から身を守れ!その手口と防犯対策方法

時代も変われば手口も進化する。

メキシコシティで、お金を引き落とす時はできるだけ『ソカロ地区』の人が在中している銀行で下ろすのが無難。

万が一、カードがATM機に吸い込まれるケースのスキミングなら、すぐ対処してもらえる。

また、大切なのは、『被害に合っても良い状態』であること。

できるだけ資金は分散して持ち、一枚やられても大した痛手にならないように工夫することが大切。

※参照記事→この3枚のデビットカードで最強防犯!i-Phoneで送金

念のため、日本人宿サンフェルナンド館に宿泊した際、お金を下ろした銀行の場所を地図に記しておきます。宿泊した際は参考に。

ただし、犯罪者がいつスキミング装置を設置するかは誰にも分からないので入念な確認を。気をつけて。

 

メキシコシティ安全地区


悪名高きメキシコシティにも安全な場所はある。僕が実際に行ってみて、全く危険を感じなかった地区をご紹介。

ソカロ近辺のエリア

シティで最も安全なエリア。

街の中心地で旧跡の建造物やショッピングモール、レストランなどで栄えている。活気があり、人も皆おしゃれで垢抜けている。

ほとんどの観光客はこのエリアを中心に動き、この界隈で全ては事足りる。というのも見所が多く詰まっているからだ。

周辺では、観光警察も目を光らせているのでまず犯罪に出会うことはないだろう。心配なのは置き引きやスリ、後はスキミング程度。大事をとるならソカロ地区で宿を抑えてメキシコシティを楽しむのが無難。

ソカロ地区の安全で安いオススメ宿はこちら

 

ヴェラード地区

ここは現地の人に教えてもらった地区で東京でいう代官山のようなエリア。周辺は高級住宅街に囲まれていて、おしゃれなショップやカフェが点在している。

この街のルーツはアメリカの西海岸から移り住んだ人たちが、地元の人々と時間をかけてこのような地区に発展させたらしくメキシコ人よりも欧米人のほうが多く見受けられた。

この地区に入ったら肌が感じるであろう安全な雰囲気と、洗礼された空気感。メキシコシティの裏側としては大変魅力的な場所なので、時間のある人は是非行ってみてはどうでしょう。

↓メキシコシティ安全マップ(青枠で囲った部分が安全エリア)↓

メキシコシティ危険地区


メキシコシティには決して興味本位で近づいてはいけない地区がある。麻薬が関与するような組織的に大規模なものが潜むところとは別に、いわゆる「スラム街」が首都には点在している。

このような地区に入ったらいくら首都でも無法地帯となり、警察も関与しなくなる。

旅人は絶対に近づかないこと。

さらに治安情報は日に日に更新されるので、最新情報に対して常にアンテナを立てることを忘れずに。様々なブログ等で紹介している治安情報が全てではありません。

ゲレロ駅周辺(やばかった話)

日本人宿サンフェルナンド館に宿泊していた時に、自炊するため市場へ行った時、意図せずに迷い込んでしまった貧困街。宿で知り合ったツバサ君と妻と三人でいて、完全に油断していた。

宿からも注意勧告されていた場所だったが、入り組んだ道をクネクネ喋りながら歩いていたせいか気づかなかったんだと思う。

この地区に入った瞬間から、空気感が変わったのと強烈なマリファナ臭が鼻をつき、談笑していたツバサ君と「なんかやばくない?」ってすぐに異変を察知したのを覚えている。

ふと妻を見ると悠然と写真を撮っているので、すぐ止めさせて僕の傍に呼び寄せた。同時に、刺青だらけで痩せ細った裸の男が僕らに寄ってきて進行方向を遮ってきた。

目の前で、指先をネチネチ擦り合わせ買い物袋を指差して「置いていけ!」とでも言っているのか。虚ろな目つきで僕らを睨みつけていた。

その時、奥の車庫からまた2人の男が近づいてくるのが見えたので、「行こう!」と言って男の隙間を通って足早にこの地区から逃げ出したんだ。

多分、ものの数分の出来事だったけどちょっとした目の動きや、動作がスローモーションに見えて、空気が凍りついていたのを体全体で感じ取った数分だった。

男に絡まれている時、周辺に人は多くいて、路上に座っているものや、壁に寄りかかってタバコ吸いながら談笑している者たち、小さな商店の店先に座っている老婆など、人はいるものの皆、冷ややかな目でこちらを見ているのが分かった。助けるとか、そんな雰囲気ではなく「なぜここにいる?」と言う眼差しだった。

この一件を皮切りに、僕の旅への安全対策は大幅に飛躍したのを覚えている。宿に戻り、住民に話したら「お金出さなきゃだめだよ!」と怒られた。

結局、僕らが何もなくあの状況を抜けられたのは運が良かっただけ。気をつけてください。

 

テピート地区

ここもシティのスラム地区としては有名な場所で、観光客はまず行かない地区。しかしながら安全地区のソカロ周辺から程近く、間違って入ってしまうことがあるので注意が必要。

僕は、ゲレロでの一件があったので、Maps.meを起動させてテピート地区の手前で気付いて引き返した。

テピート地区の2ブロック手前にて

ソカロから南に下っていくとテピート地区があるけど綺麗な街道から、上記の写真のように急に道の質感が変化する。このような時は危険信号のサイン。マップを確認して自分の現在位置をしっかり確認すること。

イスタパラパ地区

こちらは麻薬組織が潜んでいるという地区で、日没とともに危険度がグンと増すエリア。日中はさほど危険は感じないとのことだけど特に行く必要はないと思う。

宿の住人が言うには日曜に日曜市があることくらいで、特別なエリアではないし、観光客がいけばめちゃくちゃ目立つほどローカルな場所とのこと。

僕は場所的にも全く興味のない場所なので情報はあまりないけど、現地では近づくなと言われた地区。ただし、このイスタパラパの付近で停車する地下鉄駅は多いので、地下鉄を利用する際は注意が必要。その周辺の駅では乗り降りしないようにしよう。

↓メキシコシティ危険地区マップ(赤枠で囲った部分が危険エリア)↓

重複するけど必ず現地で状況を見て判断しよう。上記で記す場所は近づいてはいけない地区。マップを元に気をつけて行動してください。

日中に行動して上記のルールを守れば、特に危険はないはず。

みなさんが良きメキシコシティライフに出会えますように!VAMOS!!

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