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今回の記事は、キャンピングカーの電気事情について書いてみます。
家を運ぶキャンピングカー。その中で必ず必要になる『電気』
これがどのくらい普通に使えるものなのか!ではいきましょう。
キャンピングカーで電気が出来上がるシステム
ではさっそく本題に。
普通の車で電気を使うとき、例えば室内灯やシガーソケットからの携帯の充電など、それらは全て『メインバッテリー』というところから供給されます。
車には走行充電という機能があって、車が走っている時はその動力を利用してバッテリーは充電され続けます。よく停車している車のライトが付けっ放しで『バッテリーが上がる』という話を聞いたことがありませんか?
あれは走行充電ができていない状態、つまりエンジンが停止した状態でバッテリーを使い続けているということ。バッテリーが空になれば、エンジンすらかからなくなります。
キャンピングカーの場合は、『エンジンを止めて』生活します。よって走行充電はできません。
ではどうするか?
キャンピングカーには普通車と違って、サブバッテリーというものがあります。
この大容量のサブバッテリーを使ってキャンピングカー生活が成り立ちます。
ではサブバッテリーにはどのように電気が溜まるのでしょう。
車が走行しメインバッテリーが満タンになると、次にサブバッテリーが充電されていきます。
もちろんアイドリング(停車してエンジンをかけている状態)でも充電できます。
あとはソーラーパネルを使ったシステム。
太陽光を浴びて電気を作ってくれます。
キャンピングカー の天井に取り付けてるのをよく見ませんか?
天気が晴れていれば、延々と電気を作ってくれる優れものです。
ただし、設置金額はまあまあ値が張り大体20万前後と言われています。DIYすればもっと安くは済むでしょうけどね。
サブバッテリーのエネルギーを知る
普通の家庭での生活をキャンピングカーで行うのは不可能です。
というのも、サブバッテリーのパワーに問題があります。
いくら走行充電や、ソーラーパネルで蓄えた電気も、電子レンジなど多くの電力を使う製品の発電は難しい。
仮に出来たとしても、すぐにサブバッテリーは空っぽになります。
キャンピングカーでは消費する電力を考えながら生活する必要がどうしてもあります。この猛暑の中、僕は家庭用クーラーを設置しようと検討してるけど、サブバッテリーで動かすのは、ほぼ不可能です。
ただし、未来化が進む現在にはリチウムイオンバッテリーというものが誕生し、世間を騒がしています。このバッテリーであれば、電子レンジやクーラーも動かすことができる夢の一品。
従来のバッテリーより大容量で、さらに軽量化。おまけに充電速度も凄まじく早い優れものですが、いかんせん値段がアホみたいに高い。
平気で50万以上しますからね。一般ピーポーをナメるなという話です。
結局は発電しながら生活するのが最も得策
ここまで色々と書いてきましたが、結局のところレンジや電気ケトル、IH調理器なんかを普通に使いながらキャンピングカーで生活は出来ません。
これらを長時間使うのであれば、バッテリーの数自体を増やせばいいけど、設置スペースの問題と車両重量が増して燃費が悪くなります。
さらに多くのサブバッテリーを充電するのも至難の業で、あまり現実的とは言えないわけです。
ポータブル発電機を使う
多くのキャンピングカーオーナーが使っているポータブル発電機。
小さくコンパクトなのに、大容量の電気を発電してくれる優れものです。しかも、ガソリンがエネルギーなので尽きれば足せばいいだけ。ガソリンは、どこでも手に入るしコスト的にも最高です。
が。
いかんせん音が凄まじい。キャンプ場なんかでは絶対使えないほどの音です。防音箱も販売されていますが、めちゃ高額。なので普通に使える代物ではないので、知恵が必要ですね。
ただ、あれば絶対重宝できるアイテムなのは間違いないです。
外部電源を使う
キャンピングカーには元々備わっている『外部電源』があります。
これは普通の家庭用ACから電気を引けるもので、ここに繋げばキャンピングカー内で好きなように、消費量も気にせず電気が使えるようになります。
オートキャンプ場なんかには、このキャンピングカー用のACがあり自由に使うことができます。
ただし、もちろんのこと使用料が発生するのでコストはかかります。
まとめ
キャンピングカー を買うまで、僕も電気については色々調べました。
中々ハードル高いですよね。最新の高額なキャンピングカー であれば、電気系統はかなり工夫されていて快適に過ごせるようになっているそうですが、そんな予算はない。
わずか60万のロデオをレストアする!先は長いです。