こんにちは!こみあげです。
さあ、今回は前項ヤフオクで落札した僕たち家族のキャンピングカー。出会いは超絶悲惨だった話!の続編です。
今回の自分が体験した悲劇を元に職権打刻、つまり車台番号の再取得方法を学びました。
同じ境遇の方のために情報をシェアしたいと思います。
車台番号の復活へ
さて、フレームの腐食で車台番号の確認ができず、車検が通せない僕のロデオ。
買って3時間。
まさかの廃車がよぎったけど、整備士いわく、、
まだまだ諦めるには早いよ
とのこと。
んじゃどんな方法があるの?
車台番号の再刻印(職権打刻)方法
このロデオに日本で乗る以上、車台番号は必須な訳です。
てことは、車台番号をもう一度車に刻む必要がある。
その方法を職権打刻と言います。
よかった〜。車台番号の復活の道はあるんだね
では、その職権打刻の手順について。
1.運輸支局で現車を確認してもらおう!
まずは車をナンバー登録されている管轄の運輸支局へ持ち込みます。
個人売買等で名義変更していない場合は、車検が切れる前に必ず行っておくこと。車検切れで車台番号を職権打刻しなくてはいけなくなると、車の登録されている管轄地区まで行かなくては車台番号の職権打刻はできません。
運輸支局で職員が車台番号を確認します。
その際に確かに車台番号が消えて確認できない場合に限り、職権打刻を行えることになります。
2.必要書類を用意しよう!
職権打刻を行うにあたり必要書類がいくつかあります。
必要書類
①職権打刻申請書
②製造証明書
③車検証
④旧車体番号確認書類
①職権打刻申請書
②製造証明書
③車検証
④旧車体番号確認書類
職権打刻申請書
運輸支局で当日、入手できる書類です。
車検証をみながら必要項目を埋める感じですね。
特に難しいことはありませんし、職員に聞ききながら書けばOKです。
製造証明書
製造元のメーカーが発行してくれる書類ですが、ディーラーでも発行可とのこと。
車検を通す時にお願いする車検工場でも取得してくれるみたいです。これも、入手にはさほど苦労はしないでしょう。
製造証明書は時間がかかることがあるみたいです。早めの発行手続きが必要ですね。
車検証
車検が切れている場合でも、前の車検証でOKとのこと。
またコピーでもいいみたいです。
旧車体番号確認書類
これはどうやらなくてもいいみたいですが、必要に応じて絶対必須の場合もあるみたいです。
つまり盗難車の疑いなど、腐食や老朽以外で車台番号が消えている可能性が高い時に必要になるそうですね。
職権打刻によるデメリット
ひとまず車台番号は職権打刻という方法により復活させることが分かりましたね。
これなら自分で出来そうだし廃車にしなくてよさそうだー。よかった
職権打刻するならデメリットも知っとくべきでっせ、お客さん。
デメリット?なんすかそれ
しゃあないな。教えたるわ
職権打刻車は買取価格が30%減額される?!
日本自動車査定協会(通称JAAI)は職権打刻車には最大30%の減額を認めています。
つまり、僕の車をもし手放す時には通常の査定価格から−30%減額されるということ。
なんで職権打刻しているだけで30%も減額されるの??
それはお客さんの車が『窃盗車』の可能性があるからでっせ
つまり職権打刻するからには、それなりの理由がある。
その理由は大きく分けて以下3つに絞られる。
盗難・窃盗車である可能性
車の盗難事件。
この安全と言われる日本でも年間10,000件に近い被害が出ている。
もちろん被害に合えば盗難届けを提出するわけで、その車台番号は2度と登録できないように警察は対策を講じます。
ここで、窃盗犯がとる行動が『車台番号を消す』という行為です。
そうすることで、警察からの包囲網から逃れることができ、足がつかなくなります。
つまり中古で購入した車に車台番号がない場合、盗難車両の可能性も十分ありえるわけです。
こわ、、
塩害や老朽化
続いてはこちら。ぼくのロデオもこのパターンですね。
塩害とは融雪剤などで、鉄フレームを溶かしてしまう場合を言います。雪の多い土地では道路、特に高速などには融雪剤がばらまかれています。
こいつが強力で、車体に付着したのをほっておくと鉄をも溶かしてしまうわけです。
車台番号は基本、車の一番強いところに刻印されますから、そこが腐食でやられて車台番号が見えないとなると、相当その車は傷んでいるということです。
ってことで減額になっちゃうわけですね。
腐食で車台番号が見えない車なんて買っちゃいかんで
(もう買っちまったよ、おやっさん、、、)
平行輸入車である可能性
最後はこちら、平行輸入車。
そもそも平行輸入車ってなに??
平行輸入車ってのは日本で正規に販売されていない車を個人で輸入したものでっせ
個人で輸入した平行輸入車には、車台番号が存在しないので職権打刻することになります。
問題なのは、このような平行輸入車は国内で修理サポート等が受けられない大きなハンデを抱えます。
例えば、僕のロデオはいすゞですが仮に平行輸入車であった場合、故障したとき製造元のいすゞに修理以来しても、修理を請け負ってくれません。
ディーラー等でも同じらしく、請け負ってくれる修理工場を探すのは至難の業みたいです。
ってことで減額対象になるみたいですね。
こりゃめんどくさいね、、ムリムリ、、
まとめ。甘く見ていた中古車売買
と、まあこんな感じです。
つまり、ぼくが購入したロデオを職権打刻した場合、25年落ちですし、売りに出してもほぼ、価値は0円に近いんでしょうね、、
それにしても個人売買は難しい。素人が手を出すような市場ではないかも。
まあ、知識と経験は得たわけで次に進む原動力にはなりました。
そもそも売る気ないしね!
とりあえす、車台番号の職権打刻の方法も分かったし、穴の空いたフレームを直せば車検は通せる!キャンピングカー生活、なんとかできそうです。
てことで、整備士さん!フレームの修理お願いしますね!
大体いくら位ですかね?5万くらいでできます??
70万はかかりまっせ。下手すりゃ300万くらいはかかるかもですね
、、、、、、はい?
ワキを滴る大粒の汗。
僕たち家族のキャンピングカー生活のスタートは、まさかの連続の連続です。
はあ。。。
にしても先は長い。ふつうこんなにトラブル続きになるもんなのかね?
当面は思考をポジティブにもっていくために精神レベルを上げていきますので、今後ともよろしくです。