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車中泊が盛り上がり始めている昨今、果たしてどんなキャンピングカーが日本には適しているのか。
キャンピングカーを買うまでの半年間に僕が調べ上げた情報と僕の主観を書いておきます。ではいきましょう!
キャンピングカーのサイズ感
キャンピングカーには様々なスタイルのものがあります。
トラックに居住スペースを乗せた『キャブコン』、ハイエースなどの普通のバンを改造した『バンコン』、バスを改造した『バスコン』、軽トラなんかを改造した『軽キャンパー』
それぞれに、メリットデメリットがある中で特に重要なポイントがいくつかあります。
① 5メートル未満が望ましい
日本のコインパーキングに気持ちよく駐車するには、全長が5m以下のものが好ましいです。
5.3mを超えてくるとほとんどのコインパーキングに駐車できなくなり、行動範囲が一気に狭まります。そういう僕は6メートルのものを購入したけど。
どっちを取るかですね。僕は小さい子供がいるし、込み入った街中に駐車する気はなかったので大きいものを選んだけど、夫婦二人とか一人なら5m以下でも十分だと思う。
あとは、日本を周遊するならフェリーに載せる時の料金が変わってくる。
仮に仙台〜苫小牧をつなぐ太平洋フェリーを例に挙げると、5m以上は1m増すごとに+6000円変わります。
僕の車は全長が618mmですから、単純計算12000円上乗せされます。
こんな感じで5mを超えると、結構厄介な壁がある。
『快適さ』と『利便性』の戦い。なかなか難しい選択ですよね。
国産か外車か
ここも、かなり迷いどころです。
外車かっこいいんですよね、有無を言わさず。僕も、圧倒的に『外車派』でしたが色々調べると『絶対国産だな』という気持ちに180度変わりました。
理由は『故障時』の問題。
国産の車は当たり前ですが日本で作られています。つまり、日本にある部品や工場を主体としているわけです。反対に外車は、その国でその国の部品で作らている。
外車だと、故障した時に請け負ってくれるディーラーが近くにある方が珍しいです。たとえあったとしても、部品がなければ本国から取り寄せることになる。海外のお決まり『いい加減さ』があるから、スムーズに部品が届くかも分からない。
当たり前ですが、この期間はキャンピングカーが使えないので宿生活になり、コストがかさみます。一人ならまだしも、家族で動いていると莫大なコストになる。
ここに恐れをなした僕は、『国産車』という結論に達しました。
ただ、お金に余裕があったら外車乗りたいですけどね。かっこいいもん。馬力すごいし。憧れです。
ガソリンとディーゼル
ここも凄く調べました。そして凄く悩んだ部分。
キャンピングカーを購入するなら、誰しもがここにぶつかると思う。結論からいうと『圧倒的にディーゼルが有利』ではある。
〆トルク
車を前に進めるトルク。
キャンピングカーの弱点は坂道と言われていて、約3トン近い車を坂道で引っ張るには、ガソリンではトルクが足りない。ベタ踏みで轟音を唸らしながら、低速でノロノロ登っていくのがガソリン車。
その反面、トルクに優れているディーゼルは力強く坂道を登ってくれます。
つまり馬力、パワーが全然違う。
〆燃費
これも大きな差がある。下の記事でも書いたけど、停車や発進を繰り返す街乗りで僕が買ったロデオのディーゼル車は10㎞/ℓ程度走ります。高速だったら、11~13㎞/ℓにはなる。
komiage こんにちは、こみあげです! とうとう。、 『家』となるキャンピングカーを購入しました。やっときましたよ!ここまで。 前回までのあらすじは→こちら 買った車の詳細を簡単ですが、ワクワク感と[…]
一方、中古で安いキャンピングカーのガソリン車は5~6㎞/ℓというのがざら。
最近の新しいガソリンキャンピングカーでも、10㎞/ℓには到底及ばない。燃費の面でも圧倒的にディーゼル車に軍配が上がる。
〆エンジン構造
ディーゼルのエンジンルームを見たことがある人はわかると思うけど、中がスッカスカです。つまり『構造が単純』で故障しにくい。
プラグで着火するガソリンエンジンとは違って、空気を圧縮して自然着火させるディーゼルエンジンは、圧縮に耐えうるように構造されているため強い。これも大きなメリットです。
いいことばかり書いたディーゼルエンジン。皆さんも、『それならディーゼル以外なくね?』と思うだろうけど、実は超強力なデメリットがある。
条例によるNOx・PM法というもので、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、三重県、大阪府、兵庫県ではディーゼル車の登録ができない。
さらに、東京(離島を除く)、埼玉、神奈川、千葉ではディーゼル車で公道を走ることすら禁止されている。
車のディーラーに聞くと『大丈夫っす大丈夫っす!うちのお客さんでも東京走ってて捕まった人いないですよ〜。条例ですし警察が捕まえるわけではないですから〜』
とはいえ気分のいいものではないですからね。僕の場合は、東京に住んでますが北海道に実家がある。父親の名義で登録して北海道で所有するつもりです。
ただ、この規制に立ち向かうマフラーがあって、それを取り付ければ規制をクリアできる。
ただしこのマフラー、30万〜50万する代物。
ここは本当に悩みどころでしょうね、、
可変式4WDのポテンシャル
地元の北海道で冬、運転していると2WDと4WDの差を大きく感じます。
2WDでスリップしてケツをふると、全く制御不能になる。
ただでさえ家を運んでいるキャンピングカーですから、雪道やぬかるみでの安心感を考えると絶対的に4WDがいいと思います。
しかも可変式。
街乗りや、高速では2WDで燃費を節約し、いざという時4WDにする。これが一番安心安全という結論に至りました。
マニュアルミッションかオートマミッションか
最後はこちら、ミッション。
僕も含めて、ほとんどの現代人はオートマミッションに慣れひたしんでいる。
レンタカーやシェアカーを借りても、マニュアル車なんてものは今時ないですね。
ただ、キャンピングカーに関しては『断然マシュアルがおすすめ』という人が多い。
〆坂道での変速
先述したように、家を運ぶキャンピングカーにとって坂道でのミッション切り替えは必須。オートマではギアを選べないので、多くのストレスがかかる。
ただし、坂道発進などマニュアルでは不安もある。ということで僕は教習所で一日レッスンしに行きます(料金8,000円)
〆修理費と部品
故障した時の修理費は断然オートマの方が高額になります。
これは技術者の工賃費が高いのと、単純にオートマの部品が高いから。さらにいうとマニュアル車では必要ないオートマオイルを、定期的に変える必要があります。
まとめ
僕は以上のことから考察して、ロデオのキャンピングカーを格安で購入したけどNox規制など中々、致命的な欠点もある。
どんな風に自分がキャンピングカーを使うかによって車体のセレクトは決まりますね。
僕が重要視したのは、、
②日本をグルグル回りたいから燃費は安くしたい
③故障したら一家全員分の宿泊費等がかかるから丈夫なもの
って感じです。皆さんはどうですか?