時間になって集合すると、何やら皆んなに熱弁している男性。彼はこのツアーを仕切っているボスらしく、何やら皆んなに大声で話してる。
皆んなすげー深刻なんだけど、、、、
よく分からないまま乗船完了。はて、なんの話だったんだろうね。
地獄のツアースタートなう
乗船。海風最高!景色最高!
プエルトバジャルタ本当に綺麗なところだね。船はゆっくり出航。
飲み物が飲み放題だし、アルコールもいろんな種類がある。おまけにご飯も付いてきて一人6500円は安いんじゃないかなあ。
この後、ランチも付くからね。悪くない。
朝の軽食を済ませると、さっきのボスが席を廻る。んで、お金をもらって何かを渡してるね、、、
ん?なんだろうと思って注視してると謎が解けた。
「酔い止めだ!」
なるほど。さっきの説明は酔い止めいる人この指止まれってことね。ふむふむ。大丈夫。僕はこのかた、船酔いしたことはないし、現状の揺れをみると大したことない。
揺れるけど。揺れるけどね。
でも、このくらいなら大丈夫でしょって自分に言い聞かせる。具合が悪くなる時は、半分はメンタルによる影響が大きい。心配しすぎると、いいことなんて何一つないからね。
にしても、沖に出れば出るほど揺れが大きくなる。
あれ。なかなかやるじゃない。
と思いながら、数分後。
笑えるほど揺れまくる!これは尋常じゃないわ。ヤバすぎる。
横をふと見ると?
明らかに妻の様子がおかしい。
僕「だいじょうか?」
妻「やばいね、、」
僕「水飲む?」
妻「いらない。トイレ行ってくる」
僕「付いてくかい?」
妻「大丈夫。一人がいい、、、」
僕「、、、、、」
よろけながら消えてく妻。
ヤバし。
このツアーはマジでやばい。出航して30分程度なのに、もうスタッフがゲロ袋を皆んなに配ってる。まさか、こんなことになるとは。あんなに爽やかな出港時からは想像もつかない地獄絵図。
皆んなゲロ吐いてるわ、、、
僕も、結構ダメージが大きいけど、まだ大丈夫。吐くまではいかない。
スピードボートのくせにジェットコースターのような動きするこの船。この海流の波が高いのか、今日がたまたまなのか。
皆んなのゲロ姿を見てると、つられてやってしまいそうなので無理やり揺れる景色を眺めていたら、ふと思い出した!
「むっちゃん!」
辺りを見回す。
、、、、、、、、、、いた!
こ、これは!
この不細工っぷりは相当なダメージだ。
僕の妻は三半規管が弱く、シュノーケルでも酔っちゃうくらいだからね。
頑張れ妻よ。
できることなら変わってあげたい、、、