とうとう到着した巨大マーケット「メルカド」。
メキシコの人々の台所とも言われるこの建物に何があるのかじっくり見てみたいと思います!
※グアダラハラのメルカドまでの行き方はこちら→グアダラハラのコアプレイス!メルカドへの行き方
計300店舗から成る巨大市場!?上から眺める
まず驚かされたのは、メルカドの中庭には大きな広場があって、そこで大量の鳥のお出迎え。
凄まじい種類と鳴き声。ピーチクパーチク飛び立ちたくてしょうがない鳥たちの大量売り。メキシコでは鳥をペットして飼う文化が根付いているらしい。
一瞬、食用かと思ったけど、そうではないみたいね。
鳥市場を横目に、入り口へ向かう。
中に入った瞬間から、ものすごい活気。
僕らは中二階から中に入って、上から順々に見てみようと思い3階まで一度上がってみた。
3階から見下ろす眺望に驚愕する!すげー数の店。
カメラには到底収まりきらないスケール。これは楽しくてしょうがない。
手作りで美品!マニア受けのもの多数
下に降りて散策。
はっきり言って、どこを歩いているかが分からないくらい入り組んでいる。メルカドにいる最中、二度と同じ店には行き着かなかったので、その巨大さは潜入すれば実感できる。
軒並みに個人店がひしめき合い、職人さんが靴を作ったり編み物をしたり、本当にローカルな雰囲気満載。
なんか質感としては、中野ブロードウェイみたいな感じかな。統一性が全くなくて各々が良いと思うものを思うように売ってる。マニアな人は掘り出し物の宝島だろうね。
大繁盛の飲食エリア
また、このメルカドの面白いのは食事ができる所がめちゃくちゃある。
どこからともなくいい香りがプンプンしてくる。揚げ物の音、焼いてる音。
日本でいうお祭りの時の雰囲気に似てるかな。
また、相変わらず人が陽気で面白い!忙しくてもスタッフ同士、歌いながら仕事したり大笑いしてる。「接客態度」というものが明らかに存在しない国メキシコのメルカド。
さらに奥に進んでいくと、ランチ時のせいかめちゃくちゃ繁盛している。
すごい人。
プラスしてすごい数の店。ローカルの人の台所と言われている理由が垣間見れる。
警察もこの通り。
とにかく多種多様な料理が並ぶ。
あとは流しのバンドや、弾き語りの多さ。ラテンのエネルギー全開に食事中の大衆をターゲットに歌い上げる。そのあと、席を回ってしっかりチップを、せがむあたり。生きてく為に皆、できることを精一杯している感じ。だから、この活気が生まれるんだろうね。
さらに奥に進むと見覚えのある文字。
中島?
寿司!?
とはいえ、寿司は一度も見ることがなくあるのはこんな感じのメニュー。
ふむ。
鉄板焼きの解釈がだいぶ違うけど、せっかくだから焼き飯を食べてみる。
あれ。めちゃめちゃ美味い!
まさかのクオリティで妻と驚いた。これで80円だったよ。久しぶりの米にテンションが上がる。メルカドは、食事所が多くてこの先の旅でも使えるスポットだね。ただし、衛生的にかなりの難があるのは事実。生物やジュース類などは控えた方が無難だと思う。
度肝を抜かれる食料品売り場
最後は食料品売り場へ。
色とりどりの野菜や果物と、ザ・メキシカンなお父さん。
さらに奥に進んでいく。
目を奪われたのはスパイス販売店。その量と種類は僕ら日本人に識別するのは不可能。ものすごい香辛料の香り。ただ鮮度が良いのか、食欲を掻立てる。
あとは得体の知れない、液体系。これが何なのかは最後まで不明だった。
そしてさらにさらに進むと、鼻につく強烈な匂い。生肉ゾーン。ここがまさかのグロテスクステージ。
動物をその場で捌き、積み上げるようにディスプレイ。これは凄い。
お気づきだろうか。何と冷蔵庫が全くない。
メキシコは食中毒にあう可能性が多いと聞いてたけど、これは納得だわ。確かに、捌きたてで鮮度は良いかもだけど、この保存方法は日本では考えられない。
何より、この食肉エリアは中々の匂い。明らかな腐敗臭もするからね。ただ、これがメキシコの普通でレストランで出される料理のルーツ。
終いにはこのありさま。
確かにショッキングな画だけど、この頭も売り物で、おばちゃんが買い物袋に入れて持って帰っていた。脳みそを食べるのかね。どういう用途なのかは分からないけど正直、勝手なくらい命の尊さを分からされた。
その辺で生きた鳥を捌くメキシコの巨大メルカド。思った以上に刺激的でした。
まとめ
興味本位で潜入したメルカドだったけど、同時にたくさんのことを知るきっかけになった。というか思い知らされた。面白いという言葉で表現していいのか分からないけど、とにかくここでは人間そのものの「生」を見た。
とにかく、ものすごいエネルギー。綺麗所だけを切り取った先進国とは違う、よりリアルな光景がこの巨大マーケット「メルカド」には存在する。ぜひ一度は足を運んでみてね。
ちなみに、ものすごい数のスリが潜んでいるから防犯対策は慎重に。間違ってもバックパックは後ろに背負わないこと。あとは食中毒には、くれぐれもご用心を。