ここでは主にグアダラハラの治安情報について解説していきます。グアダラハラ市内では気をつけるべき事柄がいくつかあり、その内容と対処法を記載します。
また中南米を旅する方、もしくは旅中の方は下記の記事も参照してください↓
大切なのは、宿の場所と安全徒歩圏内を把握しておくこと。安全に過ごせるエリアを記事の最後のマップに記載してます。また、それに伴った安全エリアのオススメ宿も併せて見てみてください。
関連記事:僕が泊まったホテルと立地条件から見たオススメ宿情報
関連動画:グアダラハラの様子を動画で見れます↓
歴史的建造物のオンパレード
グアダラハラは人口164万人。ものすごく大きな都市で、年中観光客で賑わっています。
スペインの植民地だったこともあって、その面影を残す古都。メキシコ人はグアダラハラの美しさを誇りに思い「西部の真珠」と名付けてとてもこの街を愛しています。
基本的にグアダラハラの中心街や観光名所界隈の治安は良いです。というのも、観光客が集まるところはセキュリティもしっかりしているから。
またグアダラハラの絶景は素晴らしく、歩いているだけでものすごいテンションが上がる。
一瞬で引き込まれて自然と笑みが溢れる。「来てよかった、、、」
美しすぎて言葉がでない。大袈裟じゃなくてそのくらいの迫力があります。
アルマス広場にあるこの大聖堂は、グアダラハラの代名詞とも言える存在で超有名らしい。いや凄い。これには流石にやられました。
中には300年眠る少女のミイラが眠っていて目を開けるとかなんとか。メキシコは実はミイラ大国。ありとあらゆるところでミイラミイラで、カトリックの文化の影響なのかミイラに出会う事はよくあると思う。
その国の文化があって、風習がある。日本では常識的におかしい事も普通に行われているのが世界。面白いです。
でもここでまさかの日本文化の参入。
松坂さん。inメキシコ。
少しだけ、ホッとする瞬間でした。
グアダラハラの治安はどうなのか⁉︎
では本題に。
気になるグアダラハラの治安だけど、下手なところにいかなければ大丈夫。というかかなり安定している。中心地では観光警察が常に目を光らせてくれています。
基本、彼らがいる区域は間違いなく安全です。
前の記事でも書いたけど、中心地に来るまでのローカル街はあまり近づかないほうがいい。
※前の記事はこちらから→こちら
多分、その界隈に用はないので近づく事はないかもだけど、面白半分で行く場合はリスクが常につきまとっている事を忘れない事。
アルマス広場なんかは、観光客も多いから警察も常に巡回してくれているので安心して大丈夫です。
にしても警察の多い事。それだけ治安が悪い証拠でもあるけどこの包囲網の中にいたら、強盗なんかも手は出せないだろう。しかしながら、中心地から離れれば離れるほど警察の数は減っていくけど、より武装されている警察が点在し始める。
ライフル、ショットガン。
警察の数と、装備品でグアダラハラのエリアの雰囲気が分かる。観光しながら良く観察しましょう。身を守るのも自分。何かあっても責任は自分。用心に用心を重ねる事は悪い事じゃない。
気取って自信過剰から犯罪にあい、運良く免れ武勇伝を語るよりも、しっかり対策を練って慎重に無事故で旅を続けるほうがよっぽどかっこいい。特に、夫婦やカップルで旅をしている人は、守るべき人がいる事を忘れないようにしてください。
中南米は、思っている以上に命の値段が安いです。
にしても観光警察のみなさんの可動域。僕たちホビット族にしては本当にありがたいです。お疲れ様です。
バイクでのひったくりが多発
グアダラハラは中心地から外れると、入り組んだ道が増え道路が細くなる。
このような道で観光客に多発している犯罪がバイクでのひったくり被害。
できるだけ車道側から離れ、ザック以外の荷物は建物側に持つこと。このような道を歩くときは前後の確認を怠らず、警戒心を強めましょう。
用心に越したことはない。
タクシー乗車での注意点
メキシコでもタクシー強盗は多く報告されている。ここグアダラハラも例外ではない。
タクシー強盗に合わないためには、まず知識を養うことが重要です。
関連記事:タクシー強盗の見分け方については
タクシー乗車ではできるだけリスク回避すること。
大切なルールとしては、、
①夜間に乗らない
②流しを捕まえない。
この二点に限る。実際、グアダラハラでタクシーを利用することはバスターミナルへの移動時以外、まずないと思う。というのも、この街の見所は中心地に集中しているし相当マニアックな旅人でないと、郊外に行く理由がない。
この街の大きな移動は街への発着時のみ。そこもローカルバスを利用するためタクシー利用は、ほぼない。
※グアダラハラのバスターミナルへの行き方→こちら
結局、大切なのは宿をどこに取るか。グアダラハラで出会った日本人夫婦は、土地勘がないためトラケパケと言う地域に宿を取ってしまい、非常に移動が困難でほぼ宿にいると話していた。
宿の場所さえ間違わなければ、徒歩圏でタクシー等を使わずに十分グアダラハラを安全に楽しめる。
※僕が泊まったホテルと立地条件から見たオススメ宿情報は→こちら
中心地ではスリに注意
安全なソカロ周辺で気をつけるのは「スリ」。
強盗や凶悪事件に目が行きがちだけど、実際に一番起きている犯罪はこれ。観光客の多い安全地域と言われるような場所が最も多発する地帯。
僕も東南アジアで被害を受けたことがあるけど、とにかく大変。特にパスポートを紛失したら数日間は足止めをくらい、毎日たらい回しで観光や旅を正常に続けられなくなる。
さらにキャッシュカードやクレジットカードまで紛失したらと思うと、時間もお金も有限な旅人にとっては死活問題となる。これには万全の対応をするべき。
ザックを前に抱え鍵をかける
特に大衆の多い場所ではこの体制を取るべき。そうすることで、ほぼ99%の確率でスリを回避できる。
重要なのは、全ての大切なものを「自分のテリトリー内」に収めておくこと。こうすることで異変があった時にすぐ気付くし、大抵のスリ犯はこの防御体制の人間を狙わない。
とはいえ相手は本物のプロ。ザックを前に抱えていてもI-Phoneを盗まれていた旅人がいたので、念には念を。大衆の多くいる場所ではザックに鍵を必ずかけよう。
若干の手間がかかるけど、この方法を取り入れることでほぼスリに会うことはない。実際に現地で起きてしまってからでは遅い。できる限りの体制を取って万全にしておきましょう。
TSAロック南京錠 ワイヤータイプ
僕が愛用したワイヤータイプの南京錠。小さなカギ穴にも通る細いタイプ。サブバック用として常に使っていた。このメーカーのこのタイプのものは必ず一個は用意したい。必ず必要になる。
グアダラハラ安全地区
僕が実際に動き回って行った場所。青で囲った部分であれば治安面は特に気にする必要はない。ただ、夜間の行動は十分注意を。人気のいない場所には夜は近づかないほうが無難。
青で囲ったエリア内であれば夜間も警察が多い。周辺を見回して大丈夫そうな道を選択しよう。
以上、グアダラハラの治安情報でした。メキシコ第二の都市だけに心配はあるけど、滞在して思ったのはインフラが非常に整っているので過ごしやすい。さらに、観光事業に力を入れているため急ピッチで治安確保に力を入れているのがよく分かる。
重複するけど、夜間の行動は青枠エリアから出ないようにして、好立地な宿に宿泊すれば大丈夫。比較的、安全な街といえます。
またグルメ情報も合わせて参考にしてください。
関連記事:グアダラハラのディナー。ここ美味しかった
グアダラハラのオススメ観光スポットも紹介
関連記事:メキシコ最大級のメルカド潜入レポ
関連記事:孤児院を改造した美術館に圧倒
関連記事:巨大壁画を見に行こう!
グアダラハラからつながる旅。オススメの町はどこ?
最後にグアダラハラからアクセスのしやすい町の2つご紹介。
どちらも素晴らしく美しい町です。ぜひ旅の都合が合うなら立ち寄ってみてください。
プエルトバジャルタ
メキシコ、ハリスコ州に位置し太平洋に面した美しい街。近年では、観光地化が進み国内やアメリカ西海岸からの旅行者で賑わっている。
映画『ブロウ』の舞台にもなった街で、まさにザ・メキシコというような、どことなく懐かしい雰囲気のある街だった。
また旅の初めの街として選択した僕の理由は、治安がメキシコ内では非常に良いということと、メキシコのちょうど左端に位置するため、右端に位置するカンクンまでメキシコ国内を横断できるであろうという目論見があったから。
因みに海の綺麗さは太平洋のため、あまり期待できないがマリエッタ諸島は素晴らしい。
関連記事:プエルトバジャルタってどんな町?
関連記事:紅の豚の秘密基地?マリエッタ諸島へ行こう!
≫その他のプエルトバジャルタ情報は→こちら(グアダラハラ〜プエルトバジャルタ移動情報も記載)
グアナファト
メキシコ・グアナファト州の州都であり、街自体が世界遺産になっている。
街に一歩、足を踏み入れると、そのカラフルな色合いの建物たちにテンションはMAXに。
見どころ満載の街で、ピピラ記念像のある丘からは街を一望でき、そこからの夜景は息を何度も飲むほど美しい。