人口300万弱による大都市、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの治安について書いていきます。

率直に言ってブエノスアイレスの街は恐いです。財政破綻からくる民衆の不安も相まってか、ここ数年は旅行者も被害に合うことが多い。

僕が、この街に到着した時は昼下がりだったけど街の中は異様な雰囲気だった。しかし、二週間という滞在期間を経てブエノスの素晴らしさを知り大好きな都市になりました。

他の都市同様に、この街にもルールがある。僕の知り得る情報をお伝えしておくのでぜひ参考にしてください。

 

関連記事*アルゼンチンのベストシーズンやチップ、時差なんかの基本情報はこちら

アルゼンチンのベストシーズンから基礎情報までを踏まえて旅の計画を練ろう!

 

バスターミナル付近の治安は最悪


どの大都市でも共通して言えるのは「バスターミナルや空港界隈は足早に去る」こと。これは言わば鉄則的な部分があって、旅慣れしている人ほど、非常に重要視している掟だ。

このブエノスアイレスで最も観光客相手に犯罪が起きているのがバスターミナル界隈。僕はプエルトイグアスから、長距離バスでブエノスに入ったけど、なんとも言えない殺伐とした雰囲気があった。

 

バスターミナルから街中へはタクシーを使う

ブエノスのバスターミナルからの移動は、タクシーがオススメ。

僕らはバスで移動しようと思ったけど、ターミナル界隈の雰囲気に押されてタクシーを使いました。街までの距離は近いのでタクシーでも10分〜15分そこらで到着する。料金は500円程度。

バスターミナルを出た先にすぐタクシー乗り場があるので、そこから乗車して大丈夫。公道に出て、流しを捕まえるのはリスクがあることを忘れずに。

また、行き先は「五月広場」へ。この界隈まで行けば観光地化されているので安全。

タクシーについては以下の記事も併せて読んでおいてください。

※タクシー強盗に合わないために→こちら

サンマルティン公園での強盗事件

バスターミナルから程近いサンマルティン公園。残念ながら、この場所でショッキングな事件が多発している。近年では、欧米観光客が早朝にカメラ撮影しながら公園を散歩中、強盗に襲われ命を落としている。

立地的に、バスターミナル付近であることも去ることながら、問題は「早朝」と言う点。人気のいない時間帯に、カメラを持って治安の悪い場所を歩いたことが今回の大きなポイントになる。

要点は3つ。
①時間帯 ②立地 ③格好

今回のケースのポイントは、早朝という人気がない時間帯だが、日が出ているだけに夜よりも警戒心が薄まったということ。さらにその油断によって、危険地区であってもさほど警戒レベルが働いていなかったこと。そして、高価なカメラを存分に表に出し、自らを露呈してしまった3点が挙げられる。

本当に残念な事件だけど、これが現実に起こっていることを忘れず十分、この界隈を歩く時は注意してください。

 

 

日曜はゴーストタウンと化す


これは文化の違いでブエノスアイレスでは日曜は皆、お休みの日。ほとんどのお店がシャッターを閉め、街はもぬけの殻と化す。
僕らが到着したのも日曜で、真昼間なのにシャッター街のブエノスを見て、財政破綻がここまで影響しているのかと疑ったほど。

人気がない分、旅行者は大きな荷物を持って移動するため目立つ。ブエノスでは予め、宿を決めておいたほうが得策だと思う。

僕が宿泊したホテルと、立地条件からオススメの宿をピックアップしておいたので参考にしてください。

ブエノスアイレスの宿情報は↓

アルゼンチン、ブエノスアイレスのオススメの宿とホテルと日本人宿!

 

ブエノスの日曜市は素晴らしい!

店も閉まり、街も静かになる日曜に唯一盛り上がっているのが日曜市。各地から民芸品や、オリジナルの商品を所狭しと並べ、街の通りがお祭りと化す。

数ブロックにわたり日曜市は開催されていて、食事処なんかもあるので1日中楽しめる。

中でも、ストリートタンゴは見もので無料で本場のタンゴを堪能できる。また、音楽に盛んな街だけにストリートライブもレベルが異常に高くテンションが上げられる。主にジャズやダブステップにサルサテイストがミックスされた好みのものだった。

分け隔てなくジャムセッションを行ったりなど、南米ならではのノリの良さとリズム感も楽しめる。

紹介してる宿からも、近いエリアで開催されているので是非立ち寄ってみてほしい。

むしろ日曜を目掛けてブエノスに入っても良いくらいオススメ。しかし、スリだけは気をつけよう。油断すると一発でカモられるほどの密集度です。

大衆の多い場所ではこの体制を取るべき。そうすることで、ほぼ99%の確率でスリを回避できる。

 

重要なのは、全ての大切なものを「自分のテリトリー内」に収めておくこと。こうすることで異変があった時にすぐ気付くし、大抵のスリ犯はこの防御体制の人間を狙わない。

とはいえ相手は本物のプロ。ザックを前に抱えていてもI-Phoneを盗まれていた旅人がいたので、念には念を。大衆の多くいる場所ではザックに鍵を必ずかけよう。

若干の手間がかかるけど、この方法を取り入れることでほぼスリに会うことはない。実際に現地で起きてしまってからでは遅い。できる限りの体制を取って万全にしておきましょう。

TSAロック南京錠 ワイヤータイプ

僕が愛用したワイヤータイプの南京錠。小さなカギ穴にも通る細いタイプ。サブバック用として常に使っていた。このメーカーのこのタイプのものは必ず一個は用意したい。必ず必要になる。

TSAロック南京錠 ワイヤータイプ(黒)の最安価格は→こちら

 

日曜市の場所は下記の通り↓

 

ATMには細心の注意を!多発するスキミング被害


この問題もブエノスでは、深刻な問題。

日本では、まず遭遇することのない『スキミング』

南米では日常茶飯事に行われていて、被害者はあとを絶たない。

昨今では、あなたの数メートル近くから触れもせずに、カード情報を抜き取れるって知ってる?

※重要記事→スキミング犯罪から身を守れ!その手口と防犯対策方法

腹の底からムカつくこの犯罪。

だから絶対、『盗ませねー』という強固な防犯体制を作る必要がある。

とはいえ、その巧妙な犯罪技術は、敵ながらあっぱれ。分かっていても被害に合ってしまうことがある。

大切なのは、『被害に合っても良い状態』であること。

できるだけ資金は分散して持ち、一枚やられても大した痛手にならないように工夫しましょう。

※参照記事:この2枚のデビットカードで最強防犯!i-Phoneで送金

また、ブエノスは大都会。

なるべく、職員が在中する大きな銀行で引き出そう。

万が一、カードがATM機に吸い込まれるケースのスキミングなら、すぐ対処してもらえる。

 

ブエノス安全区域まとめ


ブエノスを実際に歩いてみて、安全に行動できるスポットをまとめておきます。逆をいうと、紹介するこのエリアであれば危険なくブエノスを楽しめる。

①五月広場周辺

ブエノス市内で最も観光客が集まるエリア。写真の通り、夜でも散歩できる。

このポイントにはカサ・ロサダメトロポリタン大聖堂がある。大聖堂に至っては、その美しさと迫力で身震いするほど感動する。是非行ってみてください。

ただし、あまり遅くに徘徊するのはNG。

僕らは、近くの中華屋で食事をした後、五月広場前の大きな通りを歩いて宿に帰ったけど、急激に人気がなくなり少なからず雰囲気は悪化していた。

とはいえ、交通量も多く街灯も明るいので、あまりにも遅い時間でなければ過剰な警戒は必要のないエリア。

②フロリダ通り界隈

ブエノスの表参道ともいうべきフロリダ通り。

様々な高級ブティックや、ブランドショップが立ち並ぶエリアで観光客も多く常に賑わっている。

コルトバ通りと、このフロリダ通り界隈は商業地区とビジネス街が混在していて、都会的で非常に面白いエリア。

しかし、物価はどこも高くレストランなどは日本と同等の価格。財布の紐が弛まぬようにしましょう。

 

③7月9日通り

世界三代劇場の一つ、コロン劇場やブエノスのシンボル、オベリスクが一望できる中央通り。

ここでビール片手に散歩すると最高の観光気分を味わえる。また周辺はオープンカフェやレストランなどが多く活気立っている。広場もカップルや学生たちが憩いの場所として利用していて、日中は治安的に一切危険のないエリア。

夜も人が多く、カメラでの撮影も身構えずにできた。

ただし、脇道は急激に雰囲気が変わり、一触即発の『南米感』が漂っている。

この界隈を夜に散歩するなら、必ず人気のある道を歩くことと、交通量の多い道を歩くこと。

万が一、怪しければ引き返して大通りを進もう。

④レコレータ地区

このエリアも非常に魅力的な場所で様々な見所が詰まっている地区。

まず有名なのがレコレータ墓地。

一見、墓地とは程遠いが歴史上の偉人や富豪たちが静かに眠るれっきとした墓地。一つ一つの建物を覗くと棺桶が横たわっている。この建築物群は凄まじく、多くの観光客を引き寄せている。

もう一つ有名なのが、El Ateneoと言う名の図書館。

なんとこの図書館は、劇場を改造したもので本を買うためでなく、観光で訪れる人がほとんど。

奥のステージ部分はカフェになっていて、ゆっくり館内を眺めながらコーヒタイムを味わうのも粋な時間の使い方。とにかく写真では伝わらないけど、空間が巨大で抜ける天井は度肝を抜かれる。

レコレータ地区は閑静な住宅街で、高級マンションやワインベーカリーなどが多く非常に落ち着いた雰囲気の場所で好きだった。

注意点としては、スラムエリアに隣接しているので日が暮れる前に訪れたい。ただ、スラム地区との街並みは歴然なので、一歩足を踏み入れれば、すぐわかる。僕のグーグルマップを元に現在地を把握しながら行動しましょう。

基本的には、非常に安全なエリア。ただし、夜に訪れるのは厳禁。

⑤プエルトマデロ

かつての湾港を再構築し、観光客向けに綺麗に整備された場所。抜ける風と眺望は南米のイメージとはかけ離れている。

長い遊歩道の脇にはレストランや、スタンディングバーなどが点在しているため酒好きにはもってこいの場所。ちなみに僕はベロベロで散歩して最高の気分だった。

小樽とお台場を足して二で割ったような場所。ここも危険とはかけ離れた場所。安全でブエノスの近代的な一面を見れる。

 

 

ちなみにブエノスの街を安全に効率よく回るにはブエノスの『はとバス』を使うのもオススメ。2000円で二日間乗り放題です。

ブエノスアイレスの観光は観光バスがオススメ!

 

ブエノスアイレス治安情報まとめ


総括して、場所と時間帯だけ調子に乗らなければ犯罪に会う確率は低い都市。僕らは夜も出歩いたけど地図で記す治安安全地帯は人気が多いので、さほど危険を感じなかったけど一度路地を間違えると完全アウトな雰囲気は至る所にある。

上記の写真も、昼は人々で賑わっているコルトバ通りから一本奥に入った路地。

このように、昼と夜は姿を変えるのがブエノスの街。怪しい雰囲気は一目瞭然なので夜は十分注意しよう。

またケチャップ強盗などが有名だけど、人に話しかけられたり普段とイレギュラーな事が起きた時は、まず一度疑うこと。心の扉を開くのは旅にとって重要だけど、警戒心を削ぐこととは別の話なことを忘れないで。

ルールを守れば絶対好きになる街ブエノスアイレス。肉とワインとタンゴはこの上ない最高のひと時を味わわせてくれる。

ということで僕が実際に行って美味しかったブエノスのグルメガイド。参考にしてください↓

ブエノスアイレスのグルメ情報!最強ステーキとワイン大国!

 

それとブエノスから次の旅のオススメは『イグアスの滝』『パタゴニア』です。この2箇所は是非行ってほしい。

この辺も記事にまとめているので、参考にしてください。

イグアスの滝は文句なしに凄まじいけど、拠点とするプエルトイグアスの町もローカルで超いいです。

関連記事:プエルトイグアスってどんな町↓

アルゼンチン、イグアスの滝(プエルトイグアス)の治安情報まとめ

僕はこのプエルトイグアスの町でバーベキューができる宿をおさえました(記事参照)

旅仲間とする異国でのバーベキューは最高です。

そして、ゆる〜い雰囲気のまま行くと迷子になるイグアスの滝。巨大なジャングルテーマパークで、ナメてかかると時間だけロスして全く堪能できません。ということで、完全ガイドを作りましたので参考にしてください。

関連記事:イグアスの滝、完全攻略マップ↓

【細かすぎてすいません】アルゼンチン側からイグアスの滝へ!効率よく回る完全詳細ガイド

 

パタゴニアはイグアスの滝とは逆方向ですから、両方を堪能するにはルートが大切ですが、南米で一番好きだったのはパタゴニアです。

中米、南米旅行のおすすめ観光スポットランキング!

日本から南米旅を考えるなら、ブエノスーパタゴニアのコースだけでも素晴らしい旅になるでしょう。

そのくらい『パタゴニア』は押し押しです。めちゃめちゃやばいですよ、本当。

アルゼンチン、パタゴニア。個人で行く日本からのルートと旅費

 

以上、ブエノスを安全に楽しみ、この町を拠点に南米の大地で遊びましょう。皆に良き旅が訪れますように。
VAMOS!!