パタゴニア。
中南米を旅して、強く強く強く僕の胸に刻まれた場所。
絶景という言葉では片付けられない、神秘的な場所だった。
今回の記事は僕が旅したパタゴニアのルートを書いていきます。
僕のパタゴニア周遊ルート
『とりあえずパタゴニアって、どこにあんの?』
僕がアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで、パタゴニアへの旅を目指すと決めた時の知識はこの程度。
実は、全くと言っていいほどリサーチしていなかった。
アウトドアブランドのPatagoniaは有名で知っていたけど、そのモデルとなっている山が『フィッツロイ』というパタゴニアの王様なのも知らなかった。
ちなみにパタゴニアとは地名ではなく、南半球南緯40以南にあるアルゼンチンとチリの大地をまとめてそう呼ぶ。
で、ブエノスで色々調べた結果、狙いを定めたのは二つ。
その名は『名峰フィッツロイ』と『ペリトモレノ氷河』
理由は、ブエノスからのアクセスがよかったのと、単純に写真を見た時『ガツンっ』ときたから。
結果、忘れられない旅となったのと同時に、必ずまた行きたい場所になった。
ペリトモレノ氷河に会いに行く
まずはお写真から。
はい、きました。
多分、写真だといまいち伝わらないスケールなのは重々承知して言うけど、ぶったまげる巨大さです。
この氷河がペリトモレノ氷河と言って、パタゴニアでもっとも有名な絶景の一つ。湖面に氷の欠片が浮かんでいるのが見えるだろうか?
これ、実は氷河から砕け落ちた残骸で、数分に一度、轟音と共に数トンの氷の塊が湖を打ち付け、大きな水しぶきをあげる。
さらに驚くのは、その鮮やかなブルー色。
絵具でも混ぜたの?ってくらい青い。美しく、神秘的で幻想的。
この氷河の前に立つと、妙な氷の魔法にかかる。鼓動が早まり涙が出てくるよ。
さらに、氷河の上を歩くトレッキングツアーも存在する。
アイゼン(氷上スパイク)を取り付けて、氷の大地を歩く体験は意味のわからない興奮感を覚える。
この、ペリトモレノ氷河。
一体どこにあるかというと、ブエノスアイレスから飛行機で3時間の町エルカラファテから、1時間半ほどの場所に位置する。
この中継する町、エルカラファテも粋な町で最高に居心地がいい。
できることなら数日は滞在したいところ。コチージを借りたりなんかもできるから家族連れも最高に楽しめると思う。
≫エルカラファテのおすすめ宿情報はこちら
人によっては『南米だけど治安大丈夫なん?』って人もいると思うけど、パタゴニア地方の都市は安全。というのも観光事業が大きな資金源である以上、国としても安全対策には力を入れている。
ちなみに細かいエルカラファテの治安情報もまとめているので一緒にどうぞ。
≫関連記事:エルカラファテ治安情報まとめ
名峰フィッツロイへ会いに行く
こちらも、まずはお写真からどうぞ。
はい、きました。名峰フィッツロイ。
『山がかっこいい!』という意味を初めて理解できた。
いや、是非というか絶対に南米に行くなら見てほしいんですよね、この山。圧倒的というに相応しい名峰でした。
このフィッツロイが魅せてくれる最高のショータイムは、朝の日の出にある。
太陽が昇ると同時に、フィッツロイの先端に朝日が照りつけ、真っ赤に染まるその姿に感動しない者はいないと思う。
旅人はこれを『燃えるフィッツロイ』と呼び、前日からキャンプを張り、暗闇の中、真夜中の三時に絶景ポイントへアタックする。
過酷な旅に伝わると思うけど、大したことはない。普通に健康な人なら攻略できる難易度だよ。
ちなみにテント用品は全てレンタル。重い荷物を持って南米に行くのはさすがに萎えるからね。思っている以上に気軽に燃えるフィッツロイは見れる。
では、このフィッツロイ。どこにあるかというとペリトモレノ氷河の経由地、エルカラファテからバスで3時間半のエルチャルテンという町にある。
このエルチャルテンもすんばらしく美しい町だった。
僕的にはメキシコのイスラムヘーレス以来、住みたいと思った町で大好きになった町。
とても小さな町で、皆、優しい。そして町のどこからも見えるフィッツロイ。
最高でしょ。
ただし、宿は残念ながらどこも高い。
割安に抑えたいならキャンプが一番。とはいえ、なかなか過酷なので、僕が泊まった宿のご紹介。この界隈では安い方かな。参考にしてください。
≫エルチャルテン宿情報
まとめ
ざっくり書いたけど、とにかくパタゴニアは最高と胸を張って言える。
マチュピチュ、ウユニ塩湖、パタゴニア。
もう一度行くとしたらどこに行く?と聞かれたら、迷わず『パタゴニア!』と大声で叫んでやる。
そのくらい最高で、脳裏に焼きついたんだ。
皆さんも是非、旅の1ページに組み込んでみてね。VAMOS!
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